【A君】超難関国立大学志望(文系)/ 数学
1年ほど前の高校2年生から教えている生徒さんです。いわゆる御三家に通われている方で、当初は学校の成績は平均点以下の偏差値40台でした。まずは、学校の成績を上げようと対策をし、1か月後の学校内でのテストは偏差値を10ポイントほど伸ばし、偏差値50台へ上がりました。その後、志望校は超難関国立大学でそこを本線で狙っていくということでしたので、その大学の入試問題が解けるよう指導を変えていきました。
次のグラフが今年の超難関国立大学模試の成績です。
最初の模試の結果を受けご本人は焦りを感じていました。偏差値55に行けば合格ラインだからあともう少しと励まし、目標を偏差値55~60あたりを目指そうと本人と話をし、指導し、本人もかなり頑張りました。
今回の成績はC判定相当(C判定は偏差値55)で、答案の見直しをしましたが、平易な問題の計算ミスがなければ偏差値60以上とA判定を超えるレベルまで上昇してきました。猛者ぞろいの受験生がいる中で、偏差値を3上げるのも大変なのに、どの問題もそれなりに解けており、現時点としては、非常によい成績だと思います。“先生のおかげで、成績伸びました!”と本人は喜んでいましたが、その言葉を聞いてこちらの方こそ、とても嬉しく、教えていてよかったと思う瞬間です。
今回のテストを通して見つかった修正すべき課題や、ご本人の不安な箇所などを出来る限り無くし、塾の方としては、他の科目の失点などをカバーする上でも更に実力を上げられるよう戦略を変えて手助けをし、次回模試に挑んでもらえればと考えています。
【B君】高1(理系/文系 未定)/ 数学
この生徒さんは、授業で習っている事をしっかり理解しようと質問もよくしますし、宿題も誤ったところは何度も何度も解き直して出来るまで頑張る生徒さんです。授業では前回学習した分野の確認テストも問題なくできているので、全国模擬試験では、最低でも偏差値55程度はいくだろうと思っていました。しかし、最初の模試では偏差値42.5と予想外に低く、模試の会場でちょっとしたアクシデントがあり実力が発揮できなかったとは言え、本人はとてもがっかりしていました。実は、前の学年の偏差値が37.5であったので、そこから脱したいという強い気持ちがありました。返却された解答用紙を徹底的に見直し、48~52程度はいっていた可能性がある事が分かり、解けていたであろう箇所を本人とも確認し、少し精神的に救われたようでした。
次の全国模擬試験に向けては、数学的な知識や解き方以外でも、考えられる改善点を徹底的に洗い出し、それを生徒さんに提案し実際に実行に移してもらいました。とにかくしっかり土台を築いていくということで、あまり高い目標をもたず、まずは平均点越えの偏差値50を目指そうということで、本人も勉強を頑張りました。
その結果が次のグラフです。
偏差値59.5と前回よりも17.0とかなり上がり、目標をかなり上回ってきました。当初、授業を行ったときの感覚にマッチした結果となっています。詳細な情報の入手はもうしばらく時間がかかるのですが、まだまだ点数が取れそうな余力ありそうです。
次回も、安定してこの成績をとってもらいたいので、偏差値60以上を目指して頑張ってもらえればと考えています。
【C君】私立大学志望(理系)/ 数学、物理
もうすでに履修し終わっている数学が分からないので、復習を通して理解を深めたいということで、入塾されました。全範囲をある程度終わらないと予備校の全国模擬試験などの点数には反映されず、その結果が見えるのはかなり先ですよという話もご理解いただいて、授業をしています。
“とても分かりやすいと、子供が言っております。”としばしばおっしゃっていただいている保護者の方から、成功体験をさせたいというご要望で、1学期の期末テストの1週間前に、4回ほど特別に物理の授業をしました。短期間での学習でしたが、生徒さんは素直に授業を聞き、大幅な得点アップにつながりました。
ご本人は90点以上取りたかったと、ちょっと残念そうでした。ご自身の点数に不満だったようなので、“あまり嬉しくない?”と聞くと、“とても嬉しいです!”と。普段、そのような感情を言う生徒さんではなかったので、こちらもとても嬉しい思いでした。その後、問題などを見直した結果、問題量が多く、塾で行った類似問題から解けば、もう少し点数は上がることが分かり、次回に期待です。ただ、一番大切な事は、ご本人がやれば成績が上がるという自信がついたこと、もっと点数を取りたいという積極性が出てきたことです。これをきっかけに、数学だけでなく物理の授業を受けるようになり、学習した範囲は自信がつき、過去に行った模試の解き直しを自発的に行い、模試の問題も解けるようになったと笑顔で話していました。
数学はなかなか模試の結果としては現れないと話していましたが、それでも全国模試での偏差値は前回よりも上昇しています。詳しく結果を見ると、塾で学習した項目の得点は平均点に対して182%とかなりよい成績です。焦らず、着実に実力をつけて行き、終盤、最終局面での飛躍的な成績アップを期待しています。
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