中学生の時の話です。その頃、数学で連立方程式を学んでいました。2つの式から分からない数(未知数)2つを求めるものです。代入法やらなんやら、解き方のコツを学んで多くの問題を解いていたと記憶しています。最後の方になると、未知数が3つになり、式も3つになり、“面倒だなぁ。2つの時は楽だったな”と思っていました。
ただ、この時、数学の先生が、“未知数の数だけ、数式があれば、必ず解ける。”といった一言を鮮明に覚えています.
未知数が10個あれば、10の数式があれば必ず解ける。未知数が100個あれば、100の式があれば必ず解ける。ごく当たり前のようですが、ひたすら数式を解いていた私にとって、はっとする一言でした。この“必ず”というところがポイントでした。
この言葉は、ある意味、連立方程式の本質をついていると思います。それまで学んでいた解き方の方法はさまつなことで、本質を突く言葉は、シンプルで美しいと感動したことを覚えています。
連立方程式の文章問題(応用問題)では、未知数の数だけ式を立てられれば、あとはなんとかなるという自信につながりました。よく、テストなどでは、解答する前から問題を解けるかな、答えを導き出せるかとあせってしまいがちですが、まずは式を立てることだけに集中できるので、精神的には結構よいものです。
本質、根底にあるものを知ることで、“ぶれない軸”をもつことができる、またそれは自信へとつながると教わったような気がします。このことは、多くの物事に当てはまると思います。

